小麦と牛乳で腸はボロボロに

「毎日、朝はパンを食べる」「健康のために牛乳を飲むようにしている」という人は多くいます。小麦や牛乳は、多くの人が長年の習慣で毎日とっています。もしあなたが疲れ知らずの体で、健康には大いに自信があるというなら問題ないかもしれません。しかし、体になんらかの不調を感じている場合は、毎日とっている小麦と牛乳には注意してほしいのです。

いつものパンやパスタ、うどんに含まれるたんぱく質が、心と体の不調を引き起こす原因となっている可能性があります。悪さをしていると考えられるのは、おもに「グルテン」です。小麦粉には、「グルテニン」「グリアジン」と呼ばれる2種類のたんぱく質が含まれています。小麦粉に水を加えてこねると、2つが絡み合って「グルテン」に変化するのです。パンのふわふわ感やうどんのもっちり感は、このグルテンが生み出していますが、一方で老化、肥満、疲れ、便秘や下痢などの体の不調に加え、イライラ、うつ、集中力低下などのメンタルの問題にも関係していることがわかってきました。グルテンによる典型的な症状があるわけではなく、どんな問題が起こるかはその人の体によって違ってきます。そのため、自分ではグルテンが原因だと気づきにくいのです。