ランチ後に急激に眠くなる
◎お答えしましょう!
食後は副交感神経が急激に優位に。昼食の摂り方のポイントを押さえて自律神経の「急転換」を防ぎましょう。
「ランチをすませて午後の仕事を始めた途端、急に眠気が襲ってきて……」といった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
これは、食事中に交感神経が優位になっていた状態から一転、食後には副交感神経が優位になるために現れる現象です。また、食後は消化を促すために、消化器官に血流が集中。その分、脳への血流が不足し、頭が“ぼーっ”としてしまうのです。
食後に“ぼーっ”を防ぐ2つのポイント
しかしこうした現象は、昼食の摂り方に気をつけさえすれば、事前に防ぐことができるのです。ポイントは次の2つです。
まずひとつ目は食前にコップ1~2杯の水を飲むことです。すると腸が活発に動き出し、食事中も副交感神経を優位に保ってくれるため、食後の「交感神経→副交感神経の急激な切り替え」を防ぐことができます。
2つ目は、食べすぎずよく噛んで「腹7分目」の量を心がけることです。よく噛むと食事中も徐々に副交感神経が優位になりますし、食事の量をほどほどに抑えておくと、食後の脳への血流不足も防ぐことができるのです。
こうしたことを意識すると、午後もすっきりとしたコンディションで活動できます。
昼食後は副交感神経が一気に優位に。血流が消化器官に集中するため、脳への血流が不足して睡魔と戦うことに……。こうした現象は、食前にコップ1~2杯の水を飲んだり、腹7分目の量をよく噛んで食べたりすることで防ぐことができる。
◎ポイント
昼食をお腹いっぱい食べたいときは、生野菜→たんぱく質→炭水化物の順に食べてみよう。