どんなに偉くてもトゲトゲしい人に心は許せない

商売で成功するには、何万、何千ではなく、ほんの数十の仲間を集めることからスタートするだけでいいのです。そんな仲間に、あなたならどんな人を選ぶでしょうか?

これは「ご近所のコミュニティ」を考えてみればいいのです。

どんなに社会的な地位のある人でも、愛想が悪くトゲトゲしい人だったら、近所付き合いどころか、そもそも話しかけられることすらないでしょう。

頭がよく能力はありそうでも、信頼できない人であれば心を許すことはできません。そんな人が近所にいて、あなたの家に現金1億円があったとしたら、

「絶対にあの人にはバレてはいけない」

とビクビクし、警備会社と契約するなどしてセキュリティレベルを上げるかもしれません。

でも、近所が信頼できる人だらけだったら、そんな必要はないのです。

古き良き田舎の村ではありませんが、家のカギをかけずに安心して出かけられるような状況だってありうるわけです。

信頼関係がないと余計なコストがかかる

もうお気づきでしょうが、信頼関係がないとコストがかかります。逆に言うと信頼関係があるとコストが低くなります。

嶋村吉洋『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)

たとえば、信頼関係がある仲間ならば、一緒に仕事をする際に、相手のことや相手の会社について、いちいち調べるお金や時間をかける必要がないですし、自宅に鍵をかける必要すらないかもしれません。

このように、「能力が高いこと」よりも、「人から信頼されること」のほうが、仲間として大事にされやすくなるのです。

結果、信頼される人は、お金が入ってくるような幸運に恵まれやすくなります。

「誠実なこと」が「運が良いこと」につながると、億万長者の人たちは考えている。

非常に興味深いですね。

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