お金持ちになる人は、どこが違うのか。投資家の嶋村吉洋氏は「億万長者に共通しているのは、当たり前のことを当たり前にやる姿勢だ。些細な行動もおろそかにしない人が、周囲から信頼を得ることができる」という――。

※本稿は、嶋村吉洋『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

「何も思いつきませんでした」でもいいから即レスする

唐突ですが、幸せなお金持ちになるには、何が必要でしょうか?

まず基本として、「当たり前のことを当たり前にやる」ことです。

「え、そんなこと?」

拍子抜けするかもしれませんが、私はそれしかないと断言すらできます。

当たり前のことを当たり前にできるということは、幸せな億万長者になるために欠かせない要素です。

たとえば私たちのコミュニティメンバー同士で徹底しているのは、何より「レスポンスを早くする」ことです。

寄せ集めの人の集まりですから、それぞれ向き不向きがあって、できることとできないことがあります。

特に若手社員であれば、「何かアイデアはないか」とか「気づいたことはなかったか」と訊かれても、「大したことは答えられない」という人が大半でしょう。

ラップトップを使用して自宅で働くアジアの黒髪の女性
写真=iStock.com/maruco
※写真はイメージです

でも、「自分が気づいたことはこれくらいです」とか、「ごめんなさい。何も思いつきませんでした。僕はスルーして進めてください」などと言っておけば、そこで進行がストップすることはありません。

逆に、ものすごく貴重な意見があったとしても、レスポンスが遅ければ、その分、全体に遅れが出るのです。

だから、「レスポンスが早い人」ほど、どんなコミュニティの中でも信頼されます。