お金持ちになる人は、どこが違うのか。投資家の嶋村吉洋氏は「億万長者に共通しているのは、当たり前のことを当たり前にやる姿勢だ。些細な行動もおろそかにしない人が、周囲から信頼を得ることができる」という――。
※本稿は、嶋村吉洋『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
「何も思いつきませんでした」でもいいから即レスする
唐突ですが、幸せなお金持ちになるには、何が必要でしょうか?
まず基本として、「当たり前のことを当たり前にやる」ことです。
「え、そんなこと?」
拍子抜けするかもしれませんが、私はそれしかないと断言すらできます。
当たり前のことを当たり前にできるということは、幸せな億万長者になるために欠かせない要素です。
たとえば私たちのコミュニティメンバー同士で徹底しているのは、何より「レスポンスを早くする」ことです。
寄せ集めの人の集まりですから、それぞれ向き不向きがあって、できることとできないことがあります。
特に若手社員であれば、「何かアイデアはないか」とか「気づいたことはなかったか」と訊かれても、「大したことは答えられない」という人が大半でしょう。
でも、「自分が気づいたことはこれくらいです」とか、「ごめんなさい。何も思いつきませんでした。僕はスルーして進めてください」などと言っておけば、そこで進行がストップすることはありません。
逆に、ものすごく貴重な意見があったとしても、レスポンスが遅ければ、その分、全体に遅れが出るのです。
だから、「レスポンスが早い人」ほど、どんなコミュニティの中でも信頼されます。