――嬉しい変化ですね! 痩せて周囲の方はどのような反応をされましたか?

妻は近くでずっと見ていたのと、僕の凝り性な性格も知っているのであまり驚かなかったですね。

テレワーク明けに会った同僚はびっくりしていました! だいぶ痩せて、しかも前は頻繁にお酒を飲みに行っていたのに誘っても断られる(笑)。カラダでも悪いのか? と心配されるので、「めちゃくちゃ元気です!」と伝えています。

ロードバイク仲間からは羨ましがられましたね。ロードバイクって体重が軽いことも能力と見なされる面があるんです。減量がうまくいかない人も多い中、ここまで痩せられたのは走るうえでも大きなプラスになります。

体重グラフ。92.5kgからスタートし、半年で80kg近くまで落ちているのがわかる

成功の秘訣は具体的な「目標」を持つこと

――では、これからの目標はありますか?

ロードバイクをするにはいまの体重がベストなので、まずはキープすること。そして来年7月にフランスの「ツール・ド・フランス」の一区画を走るイベントに出たいなと思っており、1日で4000mの山に登る過酷なイベントなので、今度はそれに向けて体調面を調整していきたいです。

追い込みすぎると免疫力が下がって風邪を引いたり調子を崩すので、体重を削ることに一喜一憂しないで、コンディションを最高にしていくためにあすけんを使っていきたいですね。来年55歳になるので、年齢なりのベストな状態にしておくのが目標です。

――お話を伺って、ダイエットには目標設定が大事だと感じました。そのあたりはいかがでしょうか。

道江美貴子『あすけん公式 50代からの食べやせ術』(扶桑社)

そうですね、いまとなっては大会に誘ってくれた友人に感謝したいです。具体的な目標がなく、ただ「痩せたい」だけだと続かなかったんじゃないかな。

ダイエット中に少しやせるとそれまで切れなかったタイムが切れるようになったり、キツイ登りも楽に登れるようになり、走りがすごく楽しくなったんです。目標に対して結果がついてくると頑張って続けようとなるし、そういった積み重ねが大事なのかもしれませんね。

痩せてみて、自分がやりたいと思ったらいつからでもチャレンジできるし、今後もまだまだできることがあると気付けました。

お酒の付き合いは減りましたが、新たに知り合う人も増えましたし、着たい服も着られて、前とは別の楽しみが見つかりました。何よりカラダが軽くなり、生活のリズムも整い、前向きに過ごせています。まさに健康になれたなと思います。

※本記事は個人の経験に基づいた内容になります。食事管理や運動は自身の体調を考慮して行ってください

(取材/石井 絵里、執筆/小菅 祥江)
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