「何でも反対する妻」の反論を止めた方法
ある友人は、妻に意見を求められてアドバイスするのだが、何を言っても否定されると嘆いていた。「ディナーはどこへ行く?」「週末の予定はどうする?」という妻の問いに、「メキシコ料理がいいな」「日曜に近所でやっているフェスティバルはどう?」などと答えると、妻はいつも反対する。「メキシコ料理は先週も行ったじゃない」、あるいは「日曜はずっと外にいると暑いと思う」などと答えるのだ。
友人はこれをやられるといつもイライラする。「絶対に反対するのに、なぜわざわざ僕の意見を尋ねるんだ」と彼は言う。「まるで反論するためにわざとやっているみたいだ」
そこで彼は、戦術を少し変えることにした。提案を2つに増やしたのだ。たとえば「メキシコ料理がいい」と答えるのではなく、「メキシコ料理か寿司がいいな」と答える。または近所のフェスティバルだけでなく、好きなテレビ番組の録画を一気見するという選択肢も加える。つまりメニューを提供するということだ。
すると、妻からの反論はぴたりと止まった。提案のどちらかには必ずケチをつけるが、少なくとも1つの提案には賛成するようになったのだ。
夫からの提案が1つだけなら、賛成するのは夫の言いなりになるのと同じだ。しかし提案が複数あれば、妻は自分の意志で選択することができる。これは紛れもなく彼女の選択だ。