真剣に聞いているかどうか見られている

2 スマートフォンを見ない

これが何より重要だ。他人の歌ほどつまらないものはない。できるなら帰って寝るかSNSやWEBマンガで暇を潰したいところだが、そこをグッと堪えてポケットにしまおう。なんならスマホはカバンに入れておくといい。

写真=iStock.com/Saksit Sangtong
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人は必ず、見ているのだ。自分が歌っているときに他の人が真剣に聞いているかどうかを。そして、自分の歌に集中せずにスマホを見ている人間、デンモク(リモコン)をいじっている人間にひっそりと心を閉じるのだ。

カラオケ中にスマホを見る行為は、今マイクを持っている方に対する侮辱行為だと心得よう。ここまで徹底的な会食ディレクションをしたのに、カラオケで減点されるのは悔しかろう。

どれだけつまらなくてもスマートフォンを見ない。そして1曲目を入れる。これだけ完遂すれば、カラオケはクリアだ。

カラオケで入れるべき曲の「3つの基準」

とはいいつつも、1曲目に何を入れればいいかわからない、異なる世代の方が一緒の際にどういった曲を歌えばいいかわからないという方も多いだろう。特にコロナ禍においてはカラオケが制限されていたために、厳しいカラオケをほとんど経験せずに就職した方もいるのではないか。

そういった方のために、世代が異なる方に対してもオールマイティに盛り上がれる歌手と曲の選定基準を、独断と偏見で述べたい。

選定基準は3つだ。

歌手の知名度が高い
世代を問わず聞いたことのある曲
アップテンポ(男性歌手の場合は特に)

裏を返せば、周囲が知らず、あまり聞いたことのない曲を入れるのは場が白けるということだ。自分が歌いたい曲は、プライベートで入れればよい。仮に十八番であったとしても歌わないほうがいいだろう。「みんながわかって、盛り上がれる」を意識しよう。