とにかくFacebookを交換せよ
会食は若手にとって千載一遇のチャンスである。ゲストの上席者に対して自分が気に入られれば、社内でも一目置かれる存在になれるのだ。
とはいいつつも、どうやって上席者と間合いを詰めていけばいいかわからない方がほとんどだろう。多くの会食初心者は、文脈を無視して「今度ご一緒させてください!」と間合いを詰めようとしてしまう。苦笑いされることもあるだろう。
若手だからこそ向こう見ずに上席者と間合いを詰めてもいいのだが、できるならスマートに次につなげるほうがベターだ。ではどうすべきか。お勧めは第1段階としてFacebookで繋がることだ。Facebookは若者の利用率が低下しているが、40代以上にとってはいまだにアクティブなSNSである。傾向として社会的に成功している方の利用率が高いので、目上の方と仲良くなりたい場合に必須のSNSだと覚えておこう。
実際の会食現場では、次の流れでFacebookの友達リクエストをすればよい。まず序盤から中盤でプライベートに踏み込んだ話を聞き、その中で趣味や好きなことの写真を見せてもらうのだ。その際「本当に素敵な写真ですね! こういった写真はFacebookとかにもあげられているんですか?」と聞いてみよう。もし答えがYESだった場合しめたものだ。その場で「僭越ですが友達リクエストさせていただいてもよろしいでしょうか? もっと○○さんのことを知りたくて!」と聞いて交換しよう。
ゴルフは今でも目上の人と仲良くなる「強いツール」
Facebookを交換するメリットは、ゲストのパーソナリティが非常によくわかることと、自分が積極的にいいねをすることで相手のマインドシェアを高められることにある。古今東西、どれだけ偉くなろうとも、人間はSNSでリアクションをくれる人が可愛いのだ。
自分が懐に入れそうなトピックが投稿された時に「ぜひご一緒したいです!」とコメントを残し、相手から好意的なコメントを返してもらったらDMで予定を調整しよう。実際私はこの手法で会食を共にした会社の役員や代表と繋がりを深め、転職した今でもご自宅に呼んでいただけるような仲を築くことができた。
相手がFacebookをしていなかった場合、距離を近づけるのに有効なのはゴルフだ。ゴルフの話題が相手から出てきたら「自分も○○さんのようなスコアを出せるようになりたいです」と言えば、もしかしたら誘ってもらえるかもしれない。残念ながらyuuuはゴルフが得意ではないので、ゴルフを通じてゲストとお近づきになる機会を今まで10回以上は逃してきた。ゴルフは今でも目上の方と仲良くなるための強いツールとなるので、余裕があればぜひ習得してほしい。