採用担当者が「ハズレばかり」と嘆くのは、すぐ辞める応募者に問題がないとはいわないが、採用する側が応募者のハートを動かせていないのが原因だと考えている。
キャリアドメイン代表 
谷所健一郎氏

昨今は、担当者が採用の仕事に専念しづらい。多くの場合、現場の管理や総務の仕事も兼ねる。そのせいか、求人サイトの定型文を丸々引用するような意識の低さが目立つ。それでも、募集さえかければすぐに50人、100人集まるから、つい安心して“上から目線”の採用を展開してしまう。

営業などと違って、言い訳をしやすいのも問題だ。「今年は質が悪い」「学生はやる気がなくなっている」などといえば、「まあ、仕方ないか」で終わってしまう。

「人は会社の財産」と口ではいっても、本当に理解している人は少ない。人で会社が潰れることもある、という危機意識が欲しい。そうでなければ、なまじ応募者が集まってしまうことが、かえって危険な方向へと作用してしまう。