隠しごとはせず、本当のことを話す

アッシュ社長 
杉野 正氏

僕は「うそつき」ではなく、「ほんとつき」なんです。本当のことを言ってしまう性格ですから、しなの鉄道を再建するときも、埼玉高速鉄道を再建するときも、社長として乗り込んでいったとき、社員に隠しごとをしないし、本当のことしかいわなかった。

しなの鉄道の社長に就任してすぐに、社員には「赤字を出す会社であれば、潰れたほうがいい」といいました。運営費のほとんどを長野県と沿線の自治体からの税金で賄っている会社です。その会社が赤字ということは、血税を垂れ流し、ドブに捨てているようなものです。このままなら、会社を潰して、社員はみんなハローワークに行ったほうがいいと伝えました。

だから、正直な話、社員には嫌われていたと思います。特に、改革に後ろ向きの社員を相手にするときは、社員が見ている前で、「辞めてもらいたい」という気迫で怒りました。なぜ、みんなの前で怒るかといえば、どちらのいっていることのほうが正しいか、社員にわかってほしいからです。