健康保険料がぐんぐん上がる要因
しかも、薬を飲み続けることで気分が悪くなったり、「自分は病気だ」「いつ脳卒中や心筋梗塞を起こしてもおかしくない」と意識し続けることになるので、そのストレスから免疫力が低下し、ガンなどの病気にかかりやすくなるかもしれません。薬を飲み続けることで、死亡率が上がるかもしれないとさえ思うのです。
本来は、きちんとエビデンスを示してその人に必要な薬だけを処方すべきです。けれども、日本では医者が病名をつけて処方さえすれば公費がほぼ自動的におりるので、必要なさそうな薬まで渡されています。アメリカの保険会社のようなチェック機能がどこにもないのです。
そうやって不要な薬がどんどん処方された結果、給料から天引きされる健康保険料がぐんぐん引き上げられていきます。私は常々、本当にそれでいいのかと広く問いかけています。
本当は、日本でもきちんとエビデンスのある薬を適切に処方すべきではないかと主張しているのです。