ビザスクの出会いから事業参入の手助けも
情報収集にはインタビューも有効だ。
実名登録の専門家へのインタビューが出来るサービス「ビザスク」を使えば2万〜3万円で業界の専門家に話を聞くことが出来る。
Y氏は現在、情報代としては安いと考え、新領域に参入を検討する際はこのようなインタビューを積極的に活用しているという。
その際のポイントとしては、自分が明確な仮説を立てられるほど知識がない場合、「自分はこんなことがしたいのですが、○○さんならどうやりますか?」というようにオープンに聞き、話したいことを一通り話してもらった上で情報の取捨選択をするのがいいとY氏は言う。
その中でインタビューした1人は、Y氏が美容品事業に参入する際に工場の紹介までしてくれたそうだ。
ちなみに注意点であるが、いつまでも質問を絞り込まずアドバイスを求めるスタンスではいけない。
自分が考えるビジネスをできるだけ具体的に思い描き、それに対して「リスクは何か」「もっとうまくやる方法はないか」とアドバイスを聞くようにシフトしていくべきである。
会社員時代の経験を活用
K氏はコンサルタントとして企業に勤務していた時代に仮想通貨の交換所に関する調査を行っていた。
そのとき「サービスとしてはほぼ差がない事業なのに、何故これほどまで勝敗が分かれるのか」に興味を持ち、調べてみるとサービス自体ではなくアフィリエイト単価が大きく異なっていることに気付いたという。
そこから「このアフィリエイトというものはサービスの成否に決定的な影響を及ぼすらしい、であればこれは儲かる事業なのではないか」と考えたのがK氏の着眼点が良かったところである。
勤め人として業界内部にいれば、通常は見ることが出来ない情報を入手することが可能だ。
特にコンサルのようなビジネスの場合、多くの情報に触れられるためスモビジの着想になるような気付きを得やすい。
現在勤め人として働いている人も意識してスモビジのきっかけになるような情報を取れないかトライするとよいだろう。