竜ちゃんには、鬱病と思われる症状がありましたが、病院で診断書をもらったわけではありません。

ただ亡くなる直前の状況から鬱と推定しうると証明できるか、保険会社の専門部署が調査して判断してくれることになり、実はまだ話し合いの最中で結論は出ていません。

保険会社の人は丁寧に説明をして、できる限りの力を尽くそうと誠意を見せてくださっています。本が出る頃には解決していてほしいと願っています。

唯一良かったのは、把握していない財産がなかったこと

多岐にわたる手続きに追われて大変でしたが、唯一、良かったことは、竜ちゃんに私の把握していない通帳や貸金庫、株、会員権などがなかったことです。

それらを持っている故人の遺族は、所有している資産の存在や暗証番号が不明なために、財産調査に大変な労力を費やすと聞きますので、そこについては幸いでした。

インターネットにも消極的で、LINEをはじめSNSをやらない人でしたから、デジタル遺産に手を焼くこともありませんでした。

これを読んでいる皆さんには、私の経験を生かしていただくためにも、万が一の場合に備えて、遺言の重要性やどんな保険に入っているのかを、理解しておくことをおススメします。

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