葬儀会社からもらった手順一式をいつも持ち歩いていた

手続きには、葬儀会社さんから頂いた、葬儀前後のあれこれが書いてある厚みのあるファイルがとても役に立ちました。どこの葬儀会社でもこういったものがあるのかはわかりませんが、葬儀の手順から葬儀後の手続きまでがわかりやすく書かれていて、いつも持ち歩いて何度も読み返しました。

そのファイルによると、葬儀後はまずは「役所の手続き」ということでした。

区役所に行き、世帯主である配偶者が亡くなった旨などを伝え、窓口の人の言うとおりに行った手続きは、30分ほどで終わりました。

ずいぶんと早く終わったと安堵あんどして帰宅しましたが、うっかり抜け落ちていた手続きがあり、その後も何度か区役所に行くことになりました。

芸能人はニュースで逝去が報じられると口座が凍結される

次は「年金の手続き」。これも厄介でした。年金事務所に行くと、待っている人がいなかったのでスムーズに手続きができると思ったのですが、現実はそう甘くありませんでした。

コロナ禍のために、予約なしでは手続きができず、数週間先でないと予約が取れないというのです。見た目はガラガラなのに手続きができないとは、ずいぶん変なシステムだと思いながら、3週間先の予約をして出直すことにしました。

続いては、「銀行関係」です。ここでも想定外のことが待っていました。

人が亡くなると銀行に連絡することによって、故人の銀行口座が凍結され、使えなくなることは知っていました。ところが、芸能人や著名人の場合は、ニュースなどで逝去が報道されると、すぐに口座が凍結されてしまうのです。

竜ちゃんの場合もそうでした。窮地を救ってくれたのは、メインバンクの担当者からの電話でした。

葬儀費用などすぐに必要なお金があれば、おろせるということを教えてもらい、口座凍結も銀行に出向くことなく手続きができ、このあと相続で使う必要書類等もすぐに送って頂くことができました。その1度の電話のみで済み、だいぶ時間の節約にもなり、助けられた思いがしました。