「これも修行のうち」と考えてみる
ただ、うまくいかない関係にどうしても悩んでしまうときは、
「もし神様が本当にいるとしたら、なぜ自分とこの人を出会わせた?」
と、考えてみるのもいいと思います。
神様を信じる信じないはさておいて、ここでいう「神様」とは、あなたのことを大切に思い、あなたのためになることをしてくれる存在のことです。
「うまくいかない人との出会いにも意味があるのではないか」という視点で考えてみるということです。
「この人との関係を通して、学んだことはなんだろう?」
「この人との出会いに、どんな意味があっただろう?」
という視点から悩ましい人間関係を受け止めてみると、不思議と前向きな意見が出てくることが多いのです。
仏教では、生きることはすべて修行だといわれますが、合わない人との関係もまた修行なのでしょう。
そこに何か成長の糧があるのだと思えると、つらい現実への対処の仕方にも変化が起きるのではないでしょうか。
現状を変えたいと思うのであれば、その具体的な方法を考える必要もあるし、実際に行動を起こす必要もあります。
そのためにも、ここまでお伝えしてきた自問自答によるセルフコーチングが役立つはずです。
うまくいかない人とは適度に距離を保ちつつ、“うまく取り扱う”方法を探って対処するようにすると、人づきあいはずいぶんとラクになるはず。
私がすでに実証済みです。
セルフコーチングを上手に利用しながら、ぜひとも“トリセツ”づくりを楽しんでください。