中高年になると自尊心が大きく下がる理由

だいたい、男性でも、女性でも、中高年になってくると自尊心が大きく下がります。なぜこの時期に、多くの人が自信を失うのかというと、体重が増えてくるから。

若い頃には、多少、暴飲暴食をしても体型はあまり変わりませんが、中高年になると、どんどん太っていくのです。そのため、体重の増加と反比例するように、自信のほうはどんどん下がってしまうのです。

もちろん、中高年になっても自信が大きく下がらない人もいます。そういう人は、食事に気をつけたり、運動をしたりしている人。つまり、肥満にならないように気をつけている人なのです。

内藤誼人『すごく使える心理学テクニック』(日本実業出版社)

好きなものを、好きなだけ食べていたら、これはどうしたって太りますよ。太るだけならいいのですが、それによって自信を失ってしまうと、人生が惨めになります。

お風呂に入るたび、自分の醜い身体を見て、がっかりしていたら、自分に自信を持ちたくとも、持てるわけがありません。ですから、とりあえずダイエットしてみることが先決なのです。

食事を減らすだけでなく、運動習慣もつけましょう。運動をするようにすれば、健康になって長生きもできますし、自信も高まっていくので一石二鳥です。

毎日、生き生きとした生活を送りたいのなら、太りすぎにはくれぐれも注意してください。みっともない体型なのに自分に自信を持てるということは決してありませんから。

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