子供の質問はマネーリテラシーを身に付けるチャンス

『にゃんこ大戦争でまなぶ!お金のヒミツ』(KADOKAWA刊、監修:大河内薫、ポノス株式会社)

イギリスの経済誌『The Economist』で毎年公開されていて、たとえば2023年1月には日本のビッグマックは3.15ドル(1ドル=140円換算で441円。以降同じ)、スイスは7.26ドル(1016円)、アメリカは5.36ドル(750円)、ブラジルは4.44ドル(621円)、中国は3.54ドル(496円)といったデータが発表されています。お子さんと一緒に調べて、お金についての話のきっかけにするのもいいでしょう。

日ごろ耳にするお金の用語に対し「何だかよくわからない、自分には関係ない」と反応するのか、「それってこういうことだよね」と反応できるようになるかで、お金との付き合い方はまったく変わります。日本人がマネーリテラシーを身につけることで、日本社会がもっと元気になり、世界と対等に戦える下地になるはずです。お子さんの口から「円安って?」という言葉が出たら、ぜひ説明してあげられるようになってください。

(構成=城戸千奈津)
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