“自然災害”とまで言われるようになってきた「花粉症」。ヒノキ科、イネ科、ブタクサ属、ヨモギ属、ハンノキ属など原因となる花粉は多く、通年病となっている人も増えている。が、やはり、原因となる花粉で最も多いのは、2月から4月下旬までがもっとも辛い「スギ花粉症」で、花粉症の何と70%を占めている。

そのメカニズム――。体に花粉が入ってくると免疫システムが働く。花粉を異物(抗原)とみなし、それを撃退するための抗体をつくる。この抗体は鼻や目の粘膜の肥満細胞と結びつく。それ以後もどんどん花粉が侵入してくると、抗体と結合した肥満細胞はどんどん増え続ける。そして、ある一定の量になると、バケツから水があふれるように、花粉に反応するようになり、ヒスタミンやロイコトリエンといった物質を放出する。