人間がやるべきは「クリティカルシンキング」
23年2月に開催された世界政府サミットの基調対談で、オープンAIの創業者のひとりであるイーロン・マスクは、「生成AIの時代、人がやるべきことはクリティカルシンキングである」と述べています。
クリティカルシンキングとは、論理的思考、特に自らが問題を発見し、論点を立てていくことを指しています。AIが不得意な未来のこと、正解がないことを考え、実行していくことこそ、人間に残された仕事なのです。
オープンAIのホームページには、アルトマンCEOが実現したい使命が掲載されています。
彼はインタビューなどでも常に語っていますが、「人間の意思と価値観とAIのシステムを合致させること=調和」ということに強いこだわりを持っているようです。さらに、「世界と人類をより良くしていきたい」という強い使命感や価値観で事業展開しています。
AIは使いこなすものなのです。そんなAIが、生成AIとして現実のものになってきています。そんなAI時代だからこそ、人間は何をすればいいのかが問われていくのです。