今回不採用でも次のチャンスにつながるアピールを
礼儀正しく敬意を持って接することに加えて、面接担当者に協力するよう努めよう。
「面接担当者は所定の事項をすべてチェックしなければならない。彼らがその仕事に集中できるよう、彼らに協力するのが賢明だ」とサリバンは言う。彼らとどのようなやり取りを交わすかで、協働能力を測られることがある。
担当者はこうした面接を毎週何十回もこなさねばならず、早く切り上げたがっているような印象を与えるかもしれない。が、それを自分個人に対する態度と受け止めてはならない。彼らの印象に関係なく、その仕事に対する自分の期待と熱意を示そう。サリバンによれば、そのような熱意は往々にして「面接担当者に感染」し、求職者が次の段階に進む可能性を高める。
求職者はもちろん現在応募している仕事に就きたいと思っているだろうが、近視眼的になってはならない。現在応募している仕事には向かなくても、多くの人事部スタッフが、その求職者を将来空きができたときの候補者として記憶に留めるだろう。求職者が信頼できる人物で、その会社で働きたいという強い熱意を示した場合は、とくにそうだ。重要な存在とみなされていると誰かに感じさせることの威力を過小評価してはならない。
求職者が、人事部が必要不可欠な役割を果たしていることを私は知っていますよというシグナルを送ったら、面接担当者たちはその求職者のことを記憶に留め、別の機会に候補者として考えてくれる可能性が高いのだ。