ダニエル・クレイグの上半身のトレーニング
5種類のスーパーセットはそれぞれエクササイズAとBで構成されている。友人とトレーニングをする場合、2人とも同じスーパーセットのうちのどちらか1つを行い、終わったらすぐに取り替えよう。クレイグと私はどのトレーニングも通常、15〜25回行ったが、始めたばかりの人は自分の能力に合わせて調整してほしい。また、私たちは各スーパーセットのあいだにストレッチと水分補給をするようにした。
スーパーセット1
A:引き上げる動作のケーブルフライ
さまざまな筋群を使うので、どんな胸筋のトレーニングを始めるときにもお勧めだ。腹筋と背筋など、安定筋群を多く使い、腕もよく動かす。このトレーニングにはケーブルマシーンが必要だが、ほとんどのジムに置いてあるだろう。
・肘を軽く曲げて、ケーブルを額の前まで引っぱり上げる
・2秒ほど胸筋に力を入れてから、スタートポジションに戻す
B:腹筋を鍛えるロールアウト
これも私のお気に入りだ。というのも、腹筋、腹斜筋、背筋など、体幹のほぼあらゆる要素を、等尺性収縮(アイソメトリック/筋肉に一定の負荷がかかっている状態)でも短縮性収縮(コンセントリック/姿勢を保ち、力を込め、力を抜く動作)でも使えるからだ。このトレーニングでは、アブローラーか両端にプレートを付けたバーベルを床に置いて使う。
・身体を前に出し、体幹を使う姿勢をとり、2秒キープしてからスタートポジションに戻る
・筋力が向上すると、身体を遠くまで伸ばせ、長い時間キープできるようになる。そのうちに、床とほぼ水平になるくらい身体を倒せるようになる
・さまざまな角度、体勢にすると、バリエーションが豊富になる