――週6で! かなり鍛えてらっしゃいますね。あすけんは初期の頃から活用いただいていますが、使ってみていかがですか?

入力して1カ月もするとだいたいのカロリーや栄養素の感覚がつかめるので、それだけでも違いますよね。普通に生活していると、カレー、パスタ、うどん、蕎麦の中でどれがどれくらい脂質があるとかわからないじゃないですか? けど、感覚的にでもわかっていれば「これはダイエット中はやめておこう」と判断できます。

あとは、一概には言えませんが、安いお弁当はカロリーが高い傾向があるなとか、おやつは和菓子やアイスだとカロリー制限中でも食べられるものが多いなとか、食べ物に対してこれまでと違う見方をするようになったのも興味深かったです。スーパーやコンビニに行くのが楽しくなりました。

減量前のしらスタさん。10~20kgの増減を何度も繰り返していたので、「周りから、仮想通貨のチャートみたいだねと言われることもありました(笑)」とのこと

食材を選べば、満足感を得ながら減量できる

――減量で大変なことはありますか? ボディメイクもされているので、お腹が空いてつらいとか……

脂質の摂取量を減らしているのですが、脂質が少ないと物理的に食べる量は増えるんですよ。焼く時に油もひかないので、気にかけないとカロリーが不足して未来さん(あすけんのAI栄養士キャラクター)に心配されたりします(笑)。

ボディメイクといえば鶏むね肉ですが、実際、結構な量を食べています。なのでお腹が空いてつらいとかはなく、常に満足感はありますね。同じ肉でも、サーロインを食べればあっという間にカロリーオーバーしますが、食べるものを選べば、しっかりと満足感を得ながら減量できると思います。

――そうなんですね! 減量中でも満足感のある食事が食べられると、気持ちにも余裕が生まれそうですね。

そうですね。100kgを超えていた時はメンタルが不安定で落ち込むことも多く、暴飲や暴食してしまうという負のループに陥っていましたが、現在は生活習慣が変わったことで、気持ちも前向きになりました。

運動するようになったことで、夜ぐっすり眠れるようになったのも大きいと思います。それまではショートスリーパーで3~4時間眠れば十分でしたが、今は人並みに6~7時間寝るようになりました。寝ないと体力が回復しないということもありますが、ほら、夜って起きていてもろくなこと考えないじゃないですか?(笑)夜は寝るのが一番だと実感しています。

“具体的な目標”が継続の秘訣

――ダイエットやボディメイクを継続するコツがあれば聞かせてください。

たまには食べ過ぎたり、飲み過ぎて浮腫んでいる日もありますが、そういう時は地球が滅亡したことにしてあすけんに入力しません(笑)。で、気持ちを切り替えて翌日から再開します。時にはちょっとしたズルをしてもいいと思うんですよ。全てにまじめに向き合うと疲れてしまうので、自分を喜ばせることも大事かなと。今日は食べすぎてしまったから明日からまた頑張ろう、と思えたらそれでいいじゃないですか。

あとは、何か具体的な目標があると強いのかなと思います。私の場合は大会に出場することをYouTubeで宣言したりと多くの人を巻き込んでいるので、もうやるしかない状況になっていますが、それが良いプレッシャーになっています。

「宝くじで1億円当たらないかな?」と言っているだけでは当たりませんよね。それと同じで、「痩せたい」と言ってるだけでは何も変わらないんです。大会は極端だとしても、あの洋服が着られるようになりたいとか、海へ遊びに行くまでに絞りたいとか、些細なことでもいいので、具体的な目標がある時の方がうまくいきやすいんじゃないかと思います。