ナイフとフォークの配置は、お店の人へのメッセージ

カトラリーで意外と苦労するのは、ベビーリーフなどの薄い葉野菜や、ルッコラ、水菜などの茎を食べる野菜ではないでしょうか。フォークで刺しづらくて、口に運びづらいと感じたことのある人は多いでしょう。

小倉朋子『世界のビジネスエリートが身につけている教養としてのテーブルマナー』(SBクリエイティブ)

薄い葉野菜は、フォークで押さえつつナイフで折りたたむようにすると、少し厚みが出てフォークで刺しやすくなります。また、トマトなど厚みのあるものと一緒に刺すのも1つの方法です。これらは茎の部分の野菜を食べるときも同様です。

私はつねづね「美しく食べるには、それなりの戦略が必要」と言っているのですが、食べづらい食材は、その典型例。

無造作に何となく食べ進めるのではなく、料理の全体を見渡しながら、「どうやったら最後まで美しく食べきることができるだろうか」と戦略を立てましょう。

また、ナイフとフォークの配置は、お店の人へのメッセージになります。

ナイフとフォークをプレート上に「ハ」の字に置くのは、「食べている最中です」ということ。ナイフとフォークをプレートの右下に斜めにそろえて置くのは「食べ終わったので、下げてください」ということです。

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