自分が知っている話題を挙げても盛り上がらない

例えば、海外からの旅行者と話すことになったとき、自分が知っているその国の話をしてしまいませんか?

「あの歌手のCD持ってるよ」とか「○○料理美味しいよね」とか「友達に○○人夫婦がいるよ」って感じで、自分では相手のことを気遣って話しているつもりなのですが、それって基本的に「自分の話」なので、話題がどこにも広がらないし、面白くないんです。相手も「そうだね」としか答えられません。

でも、会話が上手な海外の人と話すと、例えば、「日本語って、チャイニーズ・キャラクター(漢字)使ってるよね。他にも何か文字があるの?」って感じの質問をしてくるんですね。

そしたらこちらとしては、「ひらがなとカタカナっていう、二種類の文字がありますよ。それを交ぜて使ってます」って答えると、「それ、すごく難しいんじゃない。どうして1つだけの文字にしないの?」ってなって、会話が発展していきます(もちろん会話が苦手な海外の方もすごく多いです)。

会話を自分の土俵に持ち込みがちな男性

あるいは、僕が「バーを経営しているんです」って言ったとしますよね。

そしたら、自分の話をしてしまう人は、「『レモン・ハート』っていうバーのマンガ、よく読んでたなあ」とか、「昔銀座のバーって、行ってみたら、2杯しか飲んでないのに8000円で……」って感じで、自分が持っているバーに関する話をするんです。

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それだと「ああ、そのマンガ、面白いですよね」とか「銀座ってそういうものなんですよね」って、僕が話を合わせて、そこで会話が止まってしまいます。

ところが会話が上手な人だと、「すいません、バーってめったに行ったことないんですけど、どういう層の方が利用するんですか?」って感じで、僕に向かって質問してくるんですね。

それなら「マスコミ関係者とか、今、業績が良い業界の人とか、あとはカップルとか、口説きたい人ですかね」って答えたりできるし、「やっぱりバーってカップルの需要が多いんですか。口説けるものなんですか?」みたいな感じで、いろんな方向に話を展開できます。

で、本当に申し訳ないのですが、自分の話をする人はやっぱり男性に多いのです。意図しているわけではなく、「会話を自分の土俵に持ち込む」っていうパターンにしてしまいがちです。