「算数に必要な読解力」習得に、家にあると良いもの

中村義作『解ければ天才!算数100の難問・奇問』(ブルーバックス)

「ブルーバックス(講談社)という理数系のシリーズの本は、読むことで数学に必要な読解力を鍛えることにもつながると思います。有名な問題や証明の裏側、面白い雑学など、小学校高学年から楽しく読める本が出版されているので、本屋で探してみるとよいでしょう。私のおすすめは『解ければ天才!算数100の難問・奇問(著中村義作)』『マンガ おはなし数学史(原作 仲田紀夫、漫画 佐々木ケン)』です」(樋原さん)

「長針と短針があるアナログな掛け時計と、地球儀ですね。時計は長針と短針の角度や時間感覚が身に付きますし、地球儀は球体を触りながら国と国との距離を測ったりできるので、日常会話の中で算数や数学に必要な言葉感覚が育つと思います」(玉井さん)

河合塾数学科講師 樋原賢治さん
高1生~高卒生まで幅広く講座を担当。全統共通テスト模試を含め数々の模試・教材作成を歴任。河合塾を代表する講師のひとり


ICT教材クリエイター 玉井満代さん
書籍を発行するほか、国語と算数の力を同時に伸ばす「玉井式国語的算数教室®」なども開発。独自の教材は、インド政府立の小学校などでも正式採用されている。

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