変化を前向きに捉える人は、行動力に長けています。一方で、マイナスに捉える人は、新たな行動をみずから抑制してしまいます。行動しなければ学びを得ることはなく、また、学びを得ても実践しなければ自分のものにはなりません。

私がいま行っているのは、そんな若い世代の「思い込み」をポジティブな解釈に変えるべく、“マインド・スイッチ”を切り替えるお手伝いです。

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変化におびえる必要はない

あなたに伝えたいのは、変化におびえる必要はない、ということです。いま進んでいる社会の変化は、間違いなく、あなたのこれからの人生をポジティブな方向へと押し進めてくれるものです。

これから日本では、少子高齢化による人口減少で、テクノロジーの進化・浸透に弾みがつきます。

「AI(人工知能)が人間の仕事を奪う」という“論者”がいますが、けっしてそのようなことはありません。AIをはじめとしたテクノロジーによって、働く環境は大きく改善されます。「人間にしかできない仕事」が明確になり、自分の意思で仕事を選べる社会になっていきます。

来る未来に向けて、現状起きつつある変化を前向きに捉え、「いま何をすべきか」を自分なりに冷静に判断していくことが大切です。

不安と不満はなくせないが、変化はできる

20代、30代からは、就職や転職についての具体的な相談もよく受けます。

不安と不満をなくすことはできません。しかし同時に、自分の捉え方、受け取り方次第で、それらを満足にも安心にも変化させられることを私は知っています。また、不安と不満をなくすことにエネルギーを傾けても、満足や安心につながることがないことも知っています。