サブスクは「継続」or「停止」を定期的にチェック

「サブスク関連費」は、先述の音楽や映像など、聞き放題、見放題といったサービスのほか、本や雑誌、化粧品、アクセサリー、洋服、バッグなど、多岐にわたっています。わざわざ買い物に行く時間が省け、買った後に「失敗した」と後悔することもなく、最新のものにアクセスできるのはお得なサービスのように思えます。

ただ、申し込む段階では気分が盛り上がっていても、実際に利用し始めると、イメージしていたほど活用できていないとか、「届くから使う」という循環に陥るケースもあります。

環境や気持ちが変われば消費の仕方も変わってきます。利用の濃淡にかかわらず、定額の支払いだけが続いていくサブスクは、継続か停止かを定期的にチェックすることを心がけてください。一つひとつの金額は大したことがないように思えて、見直しのモチベーションが湧かないかもしれませんが、「1年間だといくらになるか」を常に意識するようにしてください。

スマホなどを通して契約をすることが多いと思いますが、解約したいと思っても、申し込み時に登録したパスワード等を忘れてしまい、調べようと思いつつ、数カ月が過ぎてしまうということもあります。申し込む前にホームページなどで利用規約や解約方法をよく確認しましょう。

「判断が難しい」保険料にメスを入れるポイント

「生命保険関連費」の小項目に、家族全員の契約と金額を入れてはみたけれど、「判断のしようがない」と途方に暮れる人が多いかもしれません。ここでは、死亡保障や医療保障を目的とする商品に絞って話を進めていきます。

次の項目のうち、一つでも該当するものがあれば、見直しによって保険料を減らせる可能性があります。

・加入時に遺族年金や健康保険などの公的保障を考慮せずに保険金額等を決めた
・加入時に家族の収入やサポートを考慮せずに保険金額等を決めた
・勤務先の死亡退職金や福利厚生制度を考慮せずに保険金額等を決めた
・自分の貯蓄や持ち家等の資産を考慮せずに保険金額等を決めた
・加入後に住宅を購入した
・営業職員に勧められるままに加入した