気分が下がり気味の夕方には明るい場所へ
夕暮れどきや休日の夕方になると、なんとなく気分が落ち込んだり、わけもなくさびしさを感じたりすることはありませんか?
あるいは気分がイライラしたり、明日のことを考えて「ああ、嫌だなあ」と思ったり。
実は、夕方以降に気分が下がり気味になるのは、人間の生体として正常な働きです。
自律神経のうち、いわばブレーキの役割を果たす副交感神経の働きが優位になって、体がリラックスモードに入っていくからです。
また、日没に向けて、覚醒や意欲とかかわる脳内物質のセロトニンが少なくなることで、人によっては、うつのような状態になることもわかっています。
そんなときは、軽い散歩のような気持ちで、あえて人がいる明るい場所へと出かけてみましょう。
気分が乗らないからといって静かな場所へ行くのではなく、なるべく照明などが多い明るい雰囲気の場所へ出かけてみてください。そうすることで、落ち込み気味だった気分が上がり、さびしい気持ちをうまくやり過ごすことができるはずです。
ポイントは、あまり夜遅くに出かけないようにすること。
いくら気分が晴れたとしても、夜遅くなると逆にサーカディアンリズム(ほぼ1日周期で繰り返される生体の生理現象)が乱れて、ゆくゆくは心身のバランスをおかしくしてしまいます。
なんとなく気分が落ち込むときは、思い切って明るい場所へ行く。それだけで、自己肯定感は自然と高まっていきます。