鏡に向かって「わたしってツイてる!」

朝は鏡を見る機会が多いと思います。そこで、鏡のなかの自分に、「わたしってツイてる!」と何度もいってみてください。

自分に肯定的な言葉を伝えていると、潜在意識が変わります。自分のいい面に気づきやすくなっていくのです。

逆に、自己肯定感が下がっているときに鏡を見ると、「肌が荒れている」「わたしってイマイチ」と、自分の嫌なところばかりが目に入ります。

そこで、意識的に笑顔をつくって、「わたしってラッキー」「今日もがんばれそう!」と何度も伝えましょう。

もちろん、朝だけでなく、気づいたら「わたしってツイてる!」といってみる。

これが口癖になっていくと、肯定的な気づきがたくさん得られて、本当に幸せになっていきます。

鏡に映る若い女性
写真=iStock.com/recep-bg
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「不安感情を下げる」と意識して散歩する

不安感情が増したり、焦りや悩みにとらわれたりしてきたかも……と感じたら、その場から立って、少しだけ歩いてみるといいでしょう。

ちょっとした散歩によって、精神を安定させる作用がある神経伝達物質「セロトニン」が分泌され、不安感情が減少し、心身が安定します。スタンフォード大学の研究では、よく歩く人のほうが、平均で60%も思考能力が上がるとあきらかになっているほどです。

そこで、ちょっと気持ちが下がってきたときは、10分ほどでいいので、迷わずその場を離れてぶらぶらしてみることをおすすめします。それだけで、自己肯定感が高まり、自然にやる気が戻ってくるはずです。

ポイントは、「意識して行う」こと。「いまから不安感情を下げにいこう」と考えたほうがいいでしょう。なぜなら、自分で目的を決めて取り組むと、強い動機づけになるからです。

意識的に「区切り」をつけると、脳は自然と働きやすくなる性質があるのです。