来年には飼育スペースや飼育頭数がルール化

今年6月1日からは、金網の床材の禁止、さびや割れなど破損の放置禁止、温度計・湿度計の設置、臭気の適切な管理、日長時間に合わせた照明管理が義務づけられました。2022年6月には下記に見られる「ケージなどのサイズ・構造」や「運動スペース」の明確な数値規制に合わせた対応をしなければなりません。

分離型の規模(運動スペース分離型)
犬:タテ体長の2倍×ヨコ体長の1.5倍×高さ体高の2倍
猫:タテ体長の2倍×ヨコ体長の1.5倍×高さ体高の3倍 *猫は棚を設け2段以上の構造とする
*運動スペースは一体型の基準(下記)と同じかそれ以上の広さがある運動スペースを確保し、1日3時間以上運動スペースに出して運動させること(自らが所有しない外部のドッグランなどは運動スペースとは認めない)
一体型の規模(運動スペース一体型)
犬:分離型の床面積の6倍×高さ体高の2倍
猫:分離型の床面積の2倍×高さ体高の4倍 *猫は2つ以上の棚を設け3段以上の構造とする
出典=環境省「動物取扱業における犬猫の飼養管理基準の解釈と運用指針」
飼育スペースの数値規制の基準となる犬猫の体長と体高

また、経過措置が取られたブリーダーや従業員の1人当たりの飼育頭数も図表1のように決められました。従業員は正規・非正規雇用にかかわらず週40時間勤務で1人換算となり、例えば、週20時間勤務の従業員が2人いる場合には、2人で1人換算となります。計算方法も含め細かい規制が設けられています。

作成=阪根美果

さらに、加齢による母体への負担を軽減するという観点から、雌犬・雌猫の交配終了年齢、雌犬の生涯出産回数に対する繁殖制限も決められました。

雌犬:生涯出産回数は6回目まで。かつ雌の交配は6歳まで(満7歳未満)
満7歳の時点で出産が6歳未満の場合、交配は7歳まで。

雌猫:交配は6歳まで。(満7歳未満)
満7歳の時点で出産が10回未満の場合は、交配は7歳まで。