新型コロナ対策としてビタミンD摂取を検討しましょう

多くの研究者が懸念していたように、昨年の11月中旬頃より、新型コロナの感染が急拡大しています。この原因の一部は、冬場の紫外線減少や外出機会が少なくなったことによるビタミンD不足によるものかもしれません。

小林弘幸著、玉谷卓也監修『免疫力が10割 腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず』(プレジデント社)

世界的には新型コロナに対するビタミンDの効果については、認知されはじめています。アメリカのトランプ前大統領が新型コロナに感染した際も、最新の治療薬とともに、ビタミンDを服用していました(6)。またアメリカでコロナ対策を主導している、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、「ビタミンDが欠乏していると感染症にかかりやすくなる。そのため、摂取を推奨しても構わないと考えている。私自身も、ビタミンDのサプリメントを取っている」と話しています(7)

ワクチンについては、春以降に一般の方への接種がはじまる予定ですが、全国民にいきわたるにはまだまだ時間がかかりそうです。新型コロナの感染・重症化を防ぐためにも、ビタミンDの服用を検討してもいいかもしれません。

参考文献
1)Risk Manag Healthc Policy.2021;14:31.
2)Front Immunol.2020;11:590459.
3)J SteroiD Biochem Mol Biol.2020;203:105751.
4)medRxiv preprint;this version posted December 21,2020.
5)#VitaminDforAll:Over 200 Scientists&Doctors Call For IncreaseD Vitamin D Use To Combat COVID-19
6)REUTERS「抗体カクテルを使用、トランプ氏のコロナ治療計画」(2020/10/3)
7)Forbes「新型コロナ死亡リスク、米国人は血中ビタミンD濃度と深く関連か」(2020/9/29)

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