アメリカの対応をヨーロッパや中国が非難する事態
感染拡大が止まらない米国の様子をみて、欧州では信頼失墜、中国は非難する事態へと発展しています。
欧州外交問題評議会(ECFR)の世論調査によると、「デンマーク、ポルトガル、フランス、ドイツ、スペインの回答者の3分の2以上が、米国のコロナ対応における惨憺たる結果に対して米国への印象が悪化した」と答えているのです。特にフランスとドイツで信頼悪化は顕著となっており、フランスの回答者の46%、ドイツの回答者の42%が「非常に悪化した」と答えています。
また、中国は対応に苦慮する米国に対して「アメリカ病だ」と厳しく非難しています。中国共産党の機関紙「環球時報」では「政党は選挙での勝利を優先し、感染拡大防止策を打てていない。米国は秋と冬はさらなる感染拡大に苦しむだろう」と掲載、いまだ有効な策が打てていないと米国を酷評しています。
中国が米国を非難する立場にあるかは別の話として、今回のパーティーのどんちゃん騒ぎを見てしまうと、米国の感染拡大防止への意識の薄弱さを感じてしまうのも、無理からぬことと思えます。