4.1日1回は外に出る

勉強に意気込む人の中には、「今日一日中、家で勉強しよう」といった計画を立てる方もいらっしゃるのではないでしょうか。たしかに、家を出ないということになると、服を着替えたり、身だしなみを整えたりといった外出の準備の時間を短縮することができ、その分、学習に費やすことができる時間は形式的には増えます。特に、女性だと化粧の時間を短縮することで、時間の使い方を効率化できるとも思えます。

でも、一日中家で勉強すると本当に学習効率は上がるものなのでしょうか。

もちろん一日中家にいても勉強に集中できる、という方は今から私がアドバイスする点は読み飛ばしていただいて構いません。もっとも、せっかく学校や仕事が休みで一日中勉強できる日を作ったのに、夜になってその日の1日の過ごし方を後悔した経験がある方がもしいれば、今からお伝えするアドバイスを参考にしていただければと思います。

私自身、一日中家で勉強に集中するということには向かない性格です。ずっと家に部屋着でいると、ついついだらだらしてしまい、気が付いたら夜になっていることがよくあるからです。

そこで、私はこのようなだらだらを解消するために、スケジュールを立てる時点で、1日1回は外出する予定を必ず入れるようにしていました。

ビデオ会議でメリハリ効果

まず、外出する予定をスケジュールの中に組み込むことにより、必然的に部屋着から脱却できます。服を着替えると、戦闘モードに入るかのように、自然とやる気スイッチが私の中で入ります。

また、一日中家にいるとだらけてしまう大きな原因。それは自分の意思で全ての時間の利用方法を「その場で」自由に決められる点にあります。なので、意志が強い人はその場で勉強をするという決断ができるので何ら問題はありませんが、私のような意志の弱い人間からしたらこれは実は大きな敵です。そして、この敵に打ち勝つには、1日のスケジュールの中に自分の力では動かせないような予定を入れることが鍵となってきます。

例えば、14時から16時まで外出する予定をいれることで、14時前まで自分を追い込んだうえ、家に帰ってきてからも、今日は2時間外に出ていた分のもとをとろうとより一層勉強に集中できる環境を作る。これにより学習にメリハリがでてきます。

メリハリを重視しすぎたあまり、前回の記事でご紹介したように、私のスケジュール帳は毎日びっしり埋まっていました。

今は、コロナウイルスの影響でリモートの業務が多くなっています。そこで、だらだら防止の観点から、身だしなみを整え、ビデオ会議を入れたりすることで外出時と同じメリハリ効果を得られるように工夫をしています。よくTwitterにあげている家での写真に対して、家でも身だしなみを整えているのですね、とコメントをいただくことがあるのですが、それも全てだらだらしないための私なりの工夫だと理解していただければと思います。