とりあえす「pleaseを文頭につければ丁寧」は大間違いだった
1:「please + 動詞」は依頼というより命令調に聞こえる
何かを頼むときはpleaseを文頭につければ丁寧になると思いがちですが、実際には「please + 動詞」は一方的で、「上から目線」で命令調に聞こえてしまいます。相手に選択肢や断る余裕を与えていない言い方になってしまうからです。特に目上の人には使わないようにしましょう。
ビジネスシーンで依頼をするときは、Could you please...? やWouldyou please...? といったリクエスト形式を使うとより丁寧です。これは相手の都合に配慮し、相手が引き受けるかどうかを考える余裕を残します。
依頼の形式として、「please + 動詞」(~してください)の他にも、「I want (you to...)」(~をしてほしい)がありますが、丁寧な依頼の際にはこれもふさわしくありません。その代わり、couldとwouldを用いた2通りの聞き方を覚えておくといいでしょう。この2つは、「~していただけますか?」というリクエストの形式です。
【Could:可能かどうかを聞く】
Could you (please)...? ~していただけますか?
※可能性を聞くため、相手に「断る」という選択肢を持たせることができます(やや断りやすい)。
【would:意思があるかどうかを聞く】
Would you (please)...? ~していただけますか?
※意思があるかどうかを聞きます(Could you...? よりも相手に心理的負担がかかり、やや断りにくい)。
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※Pleaseをつけていても、上から目線で、命令調に聞こえることは変わりません。また、相手の都合を考慮していなくて、相手に断ったり交渉をしたりする余裕を与えていない言い方です。依頼をするときにはより丁寧に聞くようにしましょう。