※本稿は塚本亮『「すぐやる」思考法』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。
「本当に自分がやったほうがいいのか」を考える
すぐやる人は「自分でやらない」ことの大切さを理解しています。どうやって他人を巻き込んでいくかも考えます。
なぜなら、自分1人でできることには限界があると、知っているからです。何でもかんでも自分でやろうとしてしまうと、当然ながらやることだらけの状態になってしまいます。その中には自分の得意なことも、不得意なことも含まれるでしょう。
得意なことは楽しみながら進めることができる一方で、不得意なことは時間もかかりますし、エネルギーも消耗してしまいます。
「本当に自分がやったほうがいいのか」
こう考えることも選択肢の1つとして常に持っておくことも大事です。
「すぐやる」というのは、自分にとって重要度が高いもの、意味のあるものを先延ばしせずにやることです。何でもむやみにやるものではありません。
それが結果的に人生の質を高めることにつながります。
よほどそれが今後の自分のキャリアにとって、重要な意味を持つものでない限りは、不得意なものにウンウンと考え、乗り越えようとする必要はありません。
不得意なことは心理的な障壁も高いですし、やろうと思っていても、それが故にやる気がおきにくかったりします。結果的に苦手意識がやらなきゃという気持ちに先行して、先延ばしにつながってしまうのではないでしょうか?