苦手なことを自分でやるか任せるか
自分が苦手なものは得意な人に任せること。誰しも「向き、不向き」や「得手、不得手」があります。だからこそ社会も企業も成り立っています。
これはスポーツの世界でもそうですよね。守備がうまい人がいれば、攻撃がうまい人がいる。足の速い人もいれば、誰にも負けない筋力を持っている人がいる。やっぱりそれぞれが違うからいいんですよね。
部下や後輩でも自分より上手にできるものがあれば、しっかり任せたら、お願いすればいい。もちろん、上司と相談して外注に出してもかまいません。
うまく段取りを考えられる人は、自分で抱え込むのは効率が悪いと考えているので、周囲を味方につけて物事を進めることができます。
「自分でできること」と「自分1人ではできないことや苦手なこと」を見極めて、周囲の人の協力が必要な場合には、上手に周囲の人の協力を得て、仕事をこなせばいいのではないでしょうか。
仕事が早い人は教わり上手で周囲を上手く巻き込む
仕事でもプライベートでも教わり上手は人を巻き込むのがうまいですね。
教わり上手はこんな特徴を持っている方が多いように感じます。
・アドバイスをもらったら、つべこべ言わず、まずやってみる
・試してみてどうだったかの報告をする
私は教育機関で仕事をすることが多くあります。私の元へ相談に来る人はたくさんいます。
そのとき、正直なところ、「教えてあげたくなる人、サポートしてあげたくなる人」と「何だか教えたいと思えない人」の2つのタイプがいるのです。
伸びる人と伸びない人の違いもここにあります。「教えてあげたくなる人」は伸びる人でもありますし、すぐやる人になれる素質があるのです。
まずは、わからないことを素直に相談できるかが、伸びる人かどうかの分かれ道になっているようです。
なかには、自分のプライドが傷つくためか、「知らない」と言うのが恥ずかしいと思う人もいます。
そんな人は「わからないことはあとで調べればいいや」という判断をとりがちなのですが、聞けばすぐに解決できるため、そこで相談できる人と差がつくでしょう。