フォローは「妻→母親」の優先順位で
嫁姑問題が生じた時、解決の鍵を握るのは「夫の振る舞い方」だ。とくに年末年始の帰省中は嫁姑が顔を合わせる機会が増える分、トラブルも生じやすくなるもの。そんな時に夫がどういう態度を取るかによって、その後、円満な関係を保てるか決裂するかは分かれることになる。
覚えておきたいのは、「母親の味方をするだけでは離婚を招きかねない」という点。まずは、現在いちばんお世話になっている妻に感謝し、ねぎらうこと。ファーストステップとしては、自分の母親より妻を優先した対応を心がけるほうが十中八九、スムーズに収まるケースが多い。妻は、「義母のことは問題だけれど、少なくても夫は私の味方。理解してくれる夫がついているのだから頑張ろう」と前向きになれるのだ。
一方、母親には、「久しぶりに帰省した最愛の息子」というゆるぎない思いがあるため、優先順位が低くても後から時間をかけてフォローすれば理解してもらえるはず。「お母さんのことは大事なのは当たり前。ただ、うまくやっていくためには妻のことも立てないといけないんだ。わかってもらえるよね?」と母親に甘える姿勢を見せるのも賢い方法だろう。