できることは、一つしかない

なにか新しい道に進むとき、何歳であったとしても、必ず年齢を気にします。なにしろ、女子高生も20歳のときの僕も、同じ言葉をいっていたのです。人間なんてみんな、どこかしら「若ければ症候群」を持っているのです。

「もうこんな歳だから……。もっと若くからやっていれば……」

たしかに若い方が有利なことは、いくらでもあります。若い方が体力もあるし、チャンスだってもらいやすい。なにより、余裕がある。それは誰もが、実感することでしょう。

でも、それをいいだしたら、ただあきらめるだけの人生になる。それではきっと、心のモヤモヤを手放せません。それではきっと、「天職」や「本当にやりたいこと」なんて見つけられません。

中越 裕史『やりたいこと探し専門心理カウンセラーの 日本一やさしい天職の見つけ方』(PHP研究所)

もし、新しい道に進みたいなら。あるいは天職を見つけたいのなら。もし、心のモヤモヤを晴らしたいのなら。

結局、僕たちに取れる選択肢は、一つしかありません。

「今からでも、やるしかない」

このとてもシンプルな答え。これが、必須なんですよ。

若さはないけれど、人生経験を積んでいること。若い人とは、違う視点でものを見られること。自分の意志で選んだ分、若い人よりも学ぶことに貪欲であること。それを心の支えにして、納得いくまでやるしかないのです。

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