東京の下町に、突出した商品開発力で次々と新しい市場を開拓する企業、フットマークがある。同社が開発した学校用水泳帽は1969年から全国で販売され、親子3代で使っていたという読者の方も多いはずだ。現在も国内トップシェアを誇る。
もともとは乳児用おむつカバーの製造販売をしていた同社は、水泳用品、介護用品と次々に新商品を市場に送り出す。いまではあたり前に使われる「介護」という言葉も、実は同社の磯部成文会長が発案し、84年に登録商標を取得したものだ。
「なんにもないから知恵が出る」という開発者精神で成長を続ける同社には、どのような秘密があるのか。障害の有無、年齢の高低にかかわらずに使える「共用品」研究所の所長で、日本福祉大学の後藤芳一客員教授が解説する。
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