東大の医師は地方医大卒より薄給(出身大学別年収ランキング)

では、出身大学別年収(平均)はどうか。調査サンプル数が少ない大学もあるので、注意が必要だが、1位は東京医科歯科大で1850万円、2位は獨協医科大で1571万円、3位は産業医科大で1533万円だった。

そのほか高知大(5位・1483万円)、香川大(7位・1469万円)、山梨大(9位・1433万円)、岐阜大(10位・1427万円)など、地方の国立大学が上位に目立った。

「都会で働く医師と地方で働く医師では、医師不足の地方のほうが高収入です。地方大学が上位なのは、地元で働く医師が多いということでしょう」(中村氏)

さらに平均年収を出身大学の「設立グループ」で分類してみると意外な事実がわかった。設立年が、最も古く伝統があり偏差値も高い「国公立旧帝大(東京大、京都大、大阪大、名古屋大、北海道大、東北大、九州大)」が8つに分類したカテゴリーの中で最も低く、平均1107万円だった。これは、比較的給与が高くない大学病院に勤務する人が多いからだと思われる。

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(取材協力=医学部専門予備校YMS アンケート協力=m3.com)
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