その繰り返しによって、1つ1つの行動がブラッシュアップされ、むだがなくなり、1日24時間の中に空いた時間をつくり出すことにつながります。そして、なるべく空いた時間、スケジュールの隙間を増やすことを心がけて、改善していきます。
空き時間が増えたら、新たなことにチャンンジする
トレーニングの方法1つにしても改善していくことで、時間を短縮することができ、スケジュールの空き時間を増やすことが可能です。空き時間、スケジュールの隙間はいわば貯金のようなもの。お金が余っていたら、他のことに使えるようになりますよね?
スケジュールに空き時間が増えていくと、新しいことにチャレンジすることができます。繰り返しになりますが、空き時間は可能性です。
スケジュールに空き時間がない人は、今以上の成長が見込めないということ。空き時間にアイデアを広げ、新たなことにチャレンジする人が成長する一方で、その努力を怠っている人は隙間なくスケジュールを埋めて満足します。
「自分はやるべきことをやっている。がんばっている。これだけのたくさんの仕事をこなしている。自分には価値があるんだ」と。
しかし、その延長線上には現状維持しかありません。
予定が埋まっていないと周囲から「仕事をしていないように思われる」という恐怖感もあるでしょう。けれども、あなたが今、スケジュールに書き込んでいる予定が本当に必要なものかどうかを見直すことからしか、変化は始まりません。
何をなくせるか考え、予定を減らしていくこと。究極まで減らしていったら、次に何に取り組むかを考えます。むだをなくさないと次の段階はやってきません。両手いっぱいに物を持っていたら、新しいものはつかめないのです。
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。英国発祥のメンタリズム(人の心を読み、操る技術)を日本のメディアで初めて紹介し、多くのTV番組に出演。その後、活動を広げ、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動。ビジネスや話術から恋愛や子育てまで幅広いジャンルにおいて人間心理をテーマにした著作は、累計270万部を突破。