というのも、1日は24時間以上には増えません。決まった時間の中で自由な空きスケジュールをつくり出すには、仕事やプライベートでの予定を効率的にこなし、空き時間をつくっていく必要があります。そのためには、日々を点検する視点が欠かせません。それがスケジュールにおける、事前準備であり、段取りなのです。

私はGoogleスケジュールに2週間単位でやるべきことをなるべく正確に書き込み、かかった時間、感じたことも後書きしています。1週間ではなく、2週間単位で管理しているのは、短期、中期、長期の目標に対して自分がどんな働きかけをしているのかが、ある程度、俯瞰(ふかん)的に見ることができるからです。

また、1カ月単位になると、1日1日の行動スケジュールを細かく書き込みにくくなってしまいます。

DaiGoの朝のスケジュール

実際に私がどのような書き方をしているのか。ある日の例を挙げると、朝の予定はこんなふうに書いてあります。

7時に起床。

SIT(スプリント・インターバル・トレーニング。30秒全力で体を動かし、3分休み、再び30秒全力で体を動かすというトレーニング方法)。顔を洗って歯を磨き、ヨヒンベ15ミリグラム(サプリメント)、水を2リットル。

その後、コーヒーを1杯。テアニン、マカを3グラム。

ここまでが目覚めてから行うルーティンです。

起床直後に運動するのは、脳を目覚めさせるため。水分を摂取するのは血流を高めるため。各サプリメントは栄養を補うため。コーヒーはカフェインの補給によって脳のパフォーマンスを高めるためです。

起きた直後から取り組むことが正確に書かれているので、目にしたら毎日、確実にやるしかありません。もちろん、このルーティンに至るまでにも何度も試行錯誤を繰り返しています。

以前はSITではなく、ランニングマシンなどを使った通常のジムトレーニングを行っていました。しかし、時間がかかります。そこで、同じだけの効果が得られる方法がないか模索し、SITにたどり着いたわけです。

コーヒーを飲む量に関しても最新の研究データを調べ、カフェインは100ミリグラム以上摂取しても、効果に変わりがないと確認。