相手に確実にインパクトを残す方法
武元康明●ヘッドハンター
メールアドレスをなぜ名刺に入れないか
相手に自分を印象付けるにはどうしたらいいか。ヘッドハンターとして多くの人とお会いしている私にとっても、日々意識しているテーマです。
会った翌日にメールで「昨日はありがとうございました。勉強になりました」とお礼を伝えると印象に残りやすいといいます。しかし相手が毎日のように大勢の人と会っている職業の場合、それだけでは記憶に残らないでしょう。
そこで、私が実践しているのが、名刺にメールアドレスをあえて「印刷しない」ことです。
多くの人の名刺には、だいたいメールアドレスが印刷されていますので、名刺交換をしたら後日、私のほうからメールを送ります。
しかし、私がインパクトを残したいと思う相手には、その場で名刺にメールアドレスを手書きして渡しています。
「あなたは大切な人だから、特別にメールアドレスを書きますよ」と、特別感が生まれるのです。
このような小さな工夫でもインパクトを残すことはできます。