「社長と同じ大学の出身の者ですが」
「ここを改善すればいいのではないか」というところが見つかったら、その一つひとつについてPDCAサイクルを回していく。複数の小さいPDCAを同時に回すことで、目標達成という大きなPDCAを回すイメージだ。
たとえば「自分は新規開拓が少ないから目標が達成できないのかもしれない」という仮説を立てたら、「電話を200件かける」という課題解決策を試してみる。「いつも受付が突破できないので、担当者との面談にまで至らない」という課題なら、受付で断られないためのフレーズを考えていってみる。
このような小さいPDCAなら、1日単位でサンプルをとって効果を検証することができるだろう。
ちなみに冨田さんが受付を突破するのに有効だったのは、「御社の社長が書かれた本を読みまして」「社長と同じ◯◯大学の出身の者ですが」「記念日(社長の誕生日・設立記念日)なので連絡させていただきました」などのフレーズだった。
「PDCAを回すことで、無駄な努力をせず、最短で目的を達成できる。これが一番の魅力です」(冨田さん)