相手に確実にインパクトを残す方法
武元康明ヘッドハンター

メールアドレスをなぜ名刺に入れないか

相手に自分を印象付けるにはどうしたらいいか。ヘッドハンターとして多くの人とお会いしている私にとっても、日々意識しているテーマです。

会った翌日にメールで「昨日はありがとうございました。勉強になりました」とお礼を伝えると印象に残りやすいといいます。しかし相手が毎日のように大勢の人と会っている職業の場合、それだけでは記憶に残らないでしょう。

そこで、私が実践しているのが、名刺にメールアドレスをあえて「印刷しない」ことです。

多くの人の名刺には、だいたいメールアドレスが印刷されていますので、名刺交換をしたら後日、私のほうからメールを送ります。

しかし、私がインパクトを残したいと思う相手には、その場で名刺にメールアドレスを手書きして渡しています。

「あなたは大切な人だから、特別にメールアドレスを書きますよ」と、特別感が生まれるのです。

このような小さな工夫でもインパクトを残すことはできます。

冨田和成(とみた・かずまさ)
ZUU社長兼CEO
一橋大学卒。野村証券にて営業記録を樹立。2013年ZUUを設立し、金融メディア「ZUU online」運営。著書に『鬼速PDCA』など。
 

武元康明(たけもと・やすあき)
サーチファーム・ジャパン取締役会長
1968年、石川県生まれ。半蔵門パートナーズ社長。約20年のキャリアを持つ世界有数のトップヘッドハンター。
 

島宗 理(しまむね・さとる)
法政大学文学部心理学科教授
千葉大学文学部卒業。慶應義塾大学社会学研究科修了。ウェスタンミシガン大学心理学部博士課程修了(Ph.D.)。
 
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