誓い:4
100万円貯金したい
財布を開くたびに思い出す方法
「重要なのは、自分が行動しなくてもお金が貯まるようにしておくことです」と島宗さんは指摘する。
「行動の習慣化は簡単ではありません。毎月2万円を専用の口座に移しにいくというように、貯金のためにわざわざ行動しなければいけない方法は継続しにくい。行動しなくても同じ効果が得られるなら、できるだけ行動を省くこと。つまりこの場合、最適なのは自動積み立てです」(島宗さん)
しかし自動積み立てをしようにも、余分なお金がないこともある。それならいまの支出を削るしかない。ポイントは、「何のためにこの支出を削るのか」を意識すること。海外旅行に行くために貯金をしているなら、「今日飲みにいくことで旅行先が海外から国内になってしまうかもしれない」と意識するのだ。
「飲みにいく前に旅行のことを思い出せばいいと思うでしょうけれど、それが一番難しい。“思い出す”という行動に頼るからです」(島宗さん)
そこで「財布を開くと見えるところに貯金用口座のカードを入れておく」などの工夫をする。それを見るたび、「あ、貯金するんだった」と思い出せるというわけだ。