アベノミクスの改善策を打ち出す責任がある
読売社説(9月8日付)は全体的に抽象的でおもしろくない。ただ、中盤の次の指摘はうなずける。
「重要なのは、経済政策『アベノミクス』の点検である」
「首相は、名目の国内総生産(GDP)が増え、有効求人倍率も上昇した実績を強調する。一方で、物価上昇は力強さを欠き、賃金も期待通りには伸びていない」
「目標であるデフレ脱却をどう実現していくのか、アベノミクスの改善策を打ち出す責任が首相にはある。金融緩和の副作用への対応も論点となる」
「物価上昇」「賃金格差の解消」「デフレ脱却」など国民にとって大きな関心事である。
安倍首相には読売社説が指摘するように日本経済をどう支えて伸ばしていくか、その具体的道筋を示してもらいたい。