出世できない人は、夜の社交場でもトンチンカン!? 銀座の高級クラブで、数多くの男性の酒席を彩ってきた伊藤由美ママ(クラブ由美)、望月明美ママ(ル・ジャルダン)、桃谷優希ママ(城)の3人に話を聞いた――。

振る舞いを学び、男を磨き、きれいに飲む

リーマン・ショックに続き、東日本大震災で接待需要が激減したとはいえ、銀座の高級クラブには上場企業のトップや政治家、芸能人、スポーツ選手などステータスもカネもある、各界の一流の男たちが集う。そこには大人の社交の場として、男を磨くための礼儀作法が満ちあふれている。

(PIXTA=写真)

「クラブは粋とダンディズムを磨く場所です。女性を口説く場所ではないし、お酒を飲むだけの場所でもないんです。男子力がそこで磨かれ、はじめて一人前の男として周りの立派な紳士たちと同じ場所、一緒の空間を楽しめるわけです。品格が伴っていなければ、店側から上客と思ってもらえません。ましてやお金の使い方を知らなければ、そういう一流の殿方とも会えませんから、若い方には男磨きの場にしていただきたいですね」