期待値大 取って損はない「旬の資格15」
副業という観点からおさえておきたいのが、「ウェブ解析士」だ。ウェブマーケティングやウェブ解析の知識が身につく。
「ブログやアフィリエイト、ウェブライターを副業にする場合、ウェブ解析の知識は非常に役立つノウハウ。勉強しておいて損はないでしょう」
次々と新しい資格が登場するが、世間的な評価が定まってから取得したほうがいいのではないかという疑問に、鈴木氏は首を横に振る。
「資格試験は、一般的に創設されてから歴史が浅い時期ほど合格しやすいもの。何年か続いていくと、ある年にいきなり試験の難度が高くなったり、一気に合格者数が絞られたりすることもあるので要注意です」
しかし、時代のニーズに合わせて誕生した比較的新しい資格でも、取得難度が高いものもある。たとえば「ITストラテジスト」は、ITを企業経営に活かす考え方ができることを示せる資格で、文系でも取得可能だ。今後、経営層に食い込みたいと考える人は取得を視野に入れたい。
また、「財務報告実務検定」は、簿記ベースの連結会計や投資家へのディスクロージャーなどIR実務に特化した知識が身につく。取得が難しいものは、会社で同僚と差をつけたり、稼ぎに繋げたりできる可能性も高い。どの資格を取ろうか迷っている人は、候補のひとつとして自分との相性を検討してみてほしい。