口外するのは知った情報の6割

それから、信頼をしてもらったうえで得た情報は、外に流すのは6割程度にとどめること。すべては話さない、ということも重要なのです。話してもいいことと、話してはほしくないことの分別がつけられる人間だと思われれば、より信頼度が高まり、相手はあらゆることを自分に打ち明けてくれるようになります。

情報が集まってくる、そして正確な情報を流してくれる。そんな人間になるためのもうひとつの秘訣は、レスポンスを早くすること。たとえば、電話にすぐ出る。メールやラインはすぐに返す。

僕の場合、電話を取り逃すとそのネタがほかの人にまわされてしまう可能性があります。つまり、電話に出ないとスクープを逃してしまう。だから、電話は急いで出る。仕事で出られなかったときも、可能な限りすぐに折り返します。日常の何気ないやりとりでも、普段からレスポンスを早くしておいて、「あの人は電話をかければすぐに出る」と印象付けておくのです。

つい信じてしまうウソの噂の流し方

(1)「正しい」小ネタを流す
はじめての相手や、メディアに対しては確度の極めて高い、小さなネタを提供する。そうすることで、この人はほぼウソをつかないと信じてもらうことができる。

 

(2)「正しい」中ネタを流す
最初のネタでほぼウソをつかないという印象を持たれたら、次はほぼ確実で前よりも少し大きいネタを提供する。これで相手はこの人は確実にウソをつかないというイメージを持つ。

 

(3)「ウソの」大ネタを流す
相手が信じきったところで、本題のウソを話す。話した相手が広めてくれるのはもちろん、「あの情報も提供してくれた」と過去の2つの真実のことを話してくれれば驚くほど噂は広まる。

 

※編集部注:写真はあくまでもガセネタが出回る状況を井上さんに再現していただいたものであり、井上さんがガセネタを流しているわけではありません。

井上公造(いのうえ・こうぞう)
芸能リポーター1956年、福岡県生まれ。西南学院大学商学部を卒業後、フリーライター、明太子メーカー勤務、竹書房編集長、サンケイスポーツ記者を経て、30歳で梨元勝にスカウトされ芸能リポーターに。現在はテレビ、ラジオで13本のレギュラーを持つ。
 
(構成=吉田彩乃 撮影=高見尊裕)
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